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Facts(4/5) : #030


左右の謎

 右も左もわからない。未熟なことの例えとして使われる言葉だが、僕の場合は本当にその通りである。つまり、どっちが右でどっちが左かわからないことがしばしばあるのだ。

 二者択一なんだから簡単に分かりそうなものだが、必ず頭の中でハシと茶碗をもたなければわからない。最近はいい方で、少し前までは、実際にハシと茶碗を持つ格好をしなければわからなかった。この格好はそのまま受け継がれてしまって、物事を考えるときに無意識のうちにハシと茶碗を持つ格好になってたりする。ただ、はたから見るとみっともないので、なるべくそれとわからないようにハシと茶碗を持つ格好になっているところに、努力の跡がみとめられる。こればっかりは見ないとわからないのだが、すげえ面白い格好なので、見たい人がいたら実演しますよ。

 この原因をよくよく調べていくと、自分が昔左利きだったのでは、というところまで話はさかのぼる。ハシや鉛筆は右手で持つのだが、特に足に関すること、たとえばボールを蹴ったり、スキップのし始めは必ず左からだ。貧乏揺すりも左の方が強い。どうやら小さい頃に、親に手だけは矯正させられたが、足までは手が回らなかったのでは、と推測されるが、どうだろう。

 ちなみに最近忙しく、両手でマウスを扱えるようになってしまった。こういう芸当ができるのも上のような事実があるからではないか、などと考えたりして。

おわり。(1999/3/1)


Grand Circus / hiroyuki shoji 1997-1999 : <shoji@sh.comminet.or.jp>