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Facts(4/5) : #025


動き

 長年、個人的に「動き」を研究している。ただし、人々の何気ないしぐさや法則などを考えるのではなく、「面白い動き」や「すごい動き」「斬新な動き(某マンガ参照)」を探すような感じだ。

 そのせいかどうか知らないのだが、僕は非常に落ちつきがない。たえずなにかどこかで「動き」を作り出している。これは貧乏揺すりなどでは説明のできないほどのことなのだ。例をあげるときりがないのだが、ペンのキャップを開け閉めして、その「クリック感(カチッという感じ)」を楽しんだり、ブラインドをパキパキならしたり。特に僕はなんらかの音を出すのが好みのようで、それが動きのうっとうしさに拍車をかけている。もはや治そうとかそういうレベルの問題ではなく、生活の一部というか、自分の存在を確かめる唯一の手段とそこまでではないが、とにかく必要不可欠になっているのだ。

 最近では動きと音は複数に独立して作動するようになってきたようで、もはや自分で何をやっているのかわからないくらいだが、それはこの動きが必要不可欠なものであるという事を裏付ける何よりの証拠だろう。

おわり。(1998/8/3)


Grand Circus / hiroyuki shoji 1997-1999 : <shoji@sh.comminet.or.jp>