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Facts(4/5) : #024


字の理解

 字がうまい人という物は世の中にいるわけで、僕なんかは全然ダメだ。小学校一年の時に、さんざん字の練習をやらされたおかげで、その時のクセが強く残ってしまい、いまだに小学生なみの字しか書けないのだ。が、新しい時代へ向けての「字」について個人的にいくつか考えるところがある。

 もっともわかりやすいと思われるのが、FAXである。新しい時代では、「FAXで送られても読める字」が必要とされると、4年前くらいから考えている。FAXというのは、大抵の機種では、細かい点(ドット)によって字や画像をあらわしている。このドットというのがくせ者で、コンピュータの画像と同じで、斜めの線とか、小さい文字なんかが、きれいに表示されない。コンピュータだと、薄い色とかを使ってうまくごまかすことができるが、安いFAXは白と黒の2色しかダメなので、書いてあることがよくわからないことがしばしばある。その辺のことを考えると、FAXを送るときは少し大きめで字を崩したりしないことが必須だとわかる。

 そう思って、以前からすごく角張っていて、字を成す線がほとんど水平・垂直の字を書いていたりするのだが、「変だ」という人が多いので、時代がそういうふうなデジタルに理解可能な字を求めるまで自粛している。

おわり。(1998/7/7)


Grand Circus / hiroyuki shoji 1997-1999 : <shoji@sh.comminet.or.jp>