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Facts(4/5) : #034


腕時計のない生活

 僕は時計を身に付けずにに生活しているのだが、これは「時間に縛られたくない」などという自由人的な発想ではなく、常に工夫を求めるためにやっていることなのだ。一応、対外的には腕時計をすると腕が物理的に締め付けられる気がして嫌だ、ということにしている。

 ではその工夫とは?

 簡単に言えば、あらゆる方法や、身近なものを利用して現在時間を得よう、ということだ。例えば通勤の道には、「近所のガソリンスタンド」「農協のガソリンスタンド」「ケーキ屋」「文房具屋」と、4つの時計ポイントがあるので、それを参照している。会社には当然時計があるし、Macを使えば右上に、Winを使えば右下に時計がある。買い物などに出かけても、電気屋なら時計売場にいけばいいし、ラジカセにだってだいたい時計がついてるし、テレビで時間が推定できる。もしも山奥などに行った場合でも、太陽の傾きで時間が分かるし、最悪の場合は体内時計にまかせる。

 要するに、時間なんて誰かが計ってるんだからそれを見りゃいいや、というなげやりな発想から生まれた慣習である。

 一応、目覚まし時計というのは用意しているが、寝る前とかに針をグルグルまわして、正確な時間がわからないようにしてある。それでちゃんと時間通りに起きることができることで、日頃の訓練の成果に自己満足する、という形になっている。

おわり。(1999/5/2)


Grand Circus / hiroyuki shoji 1997-1999 : <shoji@sh.comminet.or.jp>