[Tent] [Products] [Facts(4/5):#017] [4/5(Facts)] [Datafile] [Information]

[←前の話] [次の話→]

Facts(4/5) : #017


五分すすめ

 願い事を考えながら時計の針を5分進め、ちょうど一日後にもとに戻すと願いが叶うらしい。本当かどうかは知らないが、「流れ星が落ちるときに願い事を三回言う」にくらべればまだ実行できそうだ。流れ星の場合、実際見ればわかるが、あの短い時間の中で願い事を三回言うのは不可能に近い。言えたとしても「金」とかの短い言葉だろう。ここから、「人間の願いは短い言葉に収束されていく」などと理論を進めていくこともできなくはないが、ウソっぽくなるのでやめる。

 ところが、この「5分すすめ」、「一日後」とはどの時間を指しているのか非常に疑問だ。例えば、12時に時計を5分進めたとする。だから一日後は単純に次の日の12時5分になるような気がするが、「時計の針が一日後」ということで、5分進めた時計が12時になるとき、つまり本当の時間が11時55分の時、と受け取ることもできる。これはこの法則を作成した人が、「24時間」ではなく「1日」と言ったところに問題がある。

 でも、たぶん、この話はウソだと思うからあんまりつっこまないことにした。

おわり。(1998/2/3)


Grand Circus / hiroyuki shoji 1997-1999 : <shoji@sh.comminet.or.jp>