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Facts(4/5) : #016


許されないひらがな

 ひらがなの中でも、一番嫌な字は「さ」だ。ただし、「ち」を逆にしたような「さ」にかぎる。ここでの表示はブラウザまかせだからよく分からないが、今編集中の画面に表示される「さ」は「ち」の逆の「さ」だ。

 ややこしいので、「ち」の逆の「さ」を「逆さ」としておく。

 ひらがなには、2種類の形をもつ字がいくつかそんざいする。「そ」は、上がつながっている「そ」と、そうでない「そ」がある。「き」にも、「逆さ」に棒を一本加えた物と、「さ」に棒を一本加えた物がある。この微妙な違いに対して、個人的に許しがたいものがある。理由は、「逆さ」を「ち」と読み間違えることが多いからだ。特に、のぼりなどの薄っぺらいものにかかれた「逆さ」は、裏から見ると、どうみても「ち」である。しかも、その「逆さ」を、「ち」に読み変えると、たいてい変な言葉になってしまう。あまり例は出したくないが、昨日見た「許さん」という単語はしっかり「許ちん」として記憶に残ってしまった。

おわり。(1998/1/21)


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