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Facts(4/5) : #014


右早左遅の法則

 新年だ。予想通り、もうここを書くのは面倒になってきた。

 最近、一般的に言って、右回りよりも左回りの方が余裕があることに気がついた。これには時計が関係している。時計の針が右回りだから、右回りは時間が進むような錯覚を起こさせるからだ。急いでるときには、無意識のうちに右回りになっていることが多いという噂もある。

 この右回り・左回りと時間感覚の間に起こる現象は、右利きとか左利きとかに関係なく起こるらしい。ところで、時計の回転はなぜ右回りなのだろうか?これは、太陽の動きを利用した日時計の動きが元になっている。つまり、太陽の動きこそが、「右早左遅」という現象を引き起こしているとも考えられる。地球に住んでいるかぎり、「右早左遅」の法則から逃れるすべはないのだ。

 などともっともらしいことを言いながら、今回の話題はそういうことじゃなくて、僕の好きな言葉の一つである「インチキ」についての話だ。

 「インチキ」はたんなるウソやでまかせではなく、もっともらしい言葉や、隙のない理論で固められていて、一見本当のようだが実は違う、というものであると僕は思う。上の話もインチキだったりする。

 以前、何かのテレビで、昔ヨーロッパの人が、「自分は台湾人だ」と称して、周りの人もそれを疑わず、さらには独自に「偽台湾語」まで作っていた、という話があった。インチキマニアの僕にとってはそういう話をきくと、結構感動ものだ。

 で、ひまなときにインチキな理論とかを考えているのだが、その発表の場としてここを利用させてもらう。だから、今後ここにのる話の中には、実はインチキ理論である場合があるので注意してください。5分の1はウソ。5分の4本当。

おわり。(1998/1/5)


Grand Circus / hiroyuki shoji 1997-1999 : <shoji@sh.comminet.or.jp>